
話題の可愛いトイカメラ。KODAKの「CHARMERA(チャーメラ)」を手に入れた。(チャメラ・チャルメラ?)「トイカメラ?カメラはスマホで良くない?」なんて思うかもだけど、最近のスマホカメラは4800万画素、AI補正、夜景モード。とにかくめちゃくちゃ綺麗。でも綺麗すぎるがゆえに、「記録」にはなるけど、「記憶」には残らない気がする。
撮った瞬間に満足して、あとはストレージを食うだけ。スクショやメモ代わりの写真の海に埋もれて「残した気になっている」だけじゃない?スマホで写真を撮る意味ある?「一瞬を切り取って、思い出を残したい」 そんな純粋な欲求を満たすために、あえて画質は良くない、いわゆる“エモい”カメラを買った。近年のレトロブームに、私は全力で乗っかっていく。そして、人生の豊かさを伝えていく。
Kodak CHARMERA :基本スペック

カメラのことは全然詳しくない。でも一応、最低限のスペックは載せておく。
- 画素数:約160万画素
(iPhone17 Proの30分の1以下。3DSの約5〜6倍) - 重さ:約30g
(卵Mサイズより軽い!単三電池1本分くらいの重さ) - バッテリー:200mAh
(一般的なスマホの約20分の1。Apple Watch SE3以下) - 記録媒体:microSDカード(最大128GB)
(32GBあれば約6万枚撮れるので十分!)
参考までに、160万画素の写真データは1枚あたり約300KB〜500KB程度なので、32GBあれば約6万枚以上撮れる。
低スペック=ダメではない
補足がとにかく多いスペック紹介になった。低スペックを推したいのではなく、ただの事実の羅列だ。でも、これが「エモい」ってことなんでしょ?テレビの画質が上がりすぎて、毛穴まで見えるようになって「そこまで現実を見せなくていいんだが?」って思う、あの感じ。
レーシックやICLで視力が良くなって、鏡を見たらシワやシミが増えていて「こんなに見えるようにならなくてよかったかも」って思う、あれ。現実を、ぼかして生きていきたい。鮮明すぎる世界に疲れた私たちには、この160万画素の「曖昧さ」がちょうどいい。これがエモいってやつなんでしょ?教えて、三四少女。
セット内容と必要なもの

初期セットはこんな感じ。カメラ本体、USB Type-Cケーブル、ストラップ、説明書。本体もそうだけど、付属品も可愛い。Type-Cケーブルはいらないから捨ててしまったよ。
【重要】microSDカードは別売り
ここは重要。microSDカードは付属しない。内部メモリなんてない。これがないと保存できないので、必ず買う必要がある。販売店によっては「64GBセット」「128GBセット」みたいなのもあるけど、そんなにいらない。160万画素の写真なら、32GBで十分だ。
参考までに、32GBあれば約60,000枚以上は撮れる計算になる。カメラが壊れるのが先か、容量がパンパンになるのが先か、どっちだろうね。

「microSD 32GB」と検索してKIOXIAとかSanDiskとかを買えばOK。数千円ちょっとで買える。
定価5,480円のガチャ仕様

買う前に、知っておくべき注意点がある。このカメラ「色が選べない」。箱を開けるまで何色が出るか分からない「ブラインドボックス」仕様。定価5,480円のガチャ。なかなか攻めた商売をしている。ラインナップは全7色(通常カラー6色 + シークレット1色)。
ちなみに「シークレット」と言いつつ、商品ページを見れば普通に写真が載っている。隠す気がないシークレット。それがKODAKクオリティ。そこまでするならブラインドボックスじゃなくて良くない?
どこで買うべきか?購入ルート3選
【購入ルート】
- 実店舗・公式オンライン(定価:5,480円〜)
・メリット:定価で買える、サポートが安心
・デメリット:在庫がほぼない、送料等がかかる - Amazon・楽天・Yahoo!
・メリット:入手しやすい、ポイント還元あり
・デメリット:定価より高くなりやすい - メルカリなどのフリマアプリ
・メリット:欲しい色が選べる
・デメリット:転売価格、保証なし、偽物のリスク
【重要】並行輸入品と類似品に注意
フリマサイトで買うと、国内保証が受けられない可能性が高い。カメラは海外製品なので初期不良のリスクがゼロではない。「代理店で修理してもらえないことがあるから、正規店とかで買った方がいいよ」とのこと。KODAKブランドじゃない謎の「類似品」を掴まされないように、しっかり確認してね。
実写レビュー:160万画素の世界
実際の使用感を含めたレビュー。御託はいいから「で、どんな写真が撮れるの?」って話よね。というわけで、いくつか作例を載せていく。加工なし・撮って出し。(超素人なので、構図やセンスは多めに見てほしい。すまんな。)
作例:写真





感想:確かに、エモい。
なんなら、エモすぎるくらいか。ピントは甘いし、色は浅い。全体的にモヤッとしている。現代のスマホが排除しようとしている「ノイズ」や「ブレ」をあえて残す。狙って撮れないからこそ「いい感じ」に撮れた一枚に出会えた時の嬉しさ。「一瞬一瞬を切り取る」よりも「記憶の中の曖昧なワンシーン」を切り取っている感覚に近い。あら上手な表現。
作例:一応、動画編
一応、動画も撮れる。
感想:良い気がする。
こもった音質。 このチープさも良い。「何を撮ったか」より「その時、どんな気分だったか」が残る感じ。見返した時に、その時の空気感や匂いを想像する余地がある。この160万画素は、性能の低さじゃなくて、余白の多さって感じ。なんかめっちゃエモくなってない?
全体的な総括:良い点・悪い点

写真・動画の作例だけで攻めるには、私の腕がなさすぎる。写真って奥が深い。もっとちゃんとした作例が見たければ、他の方のレビューを見てほしい。またここに戻ってくるために、スクショ撮っておいた方がいいんじゃない?
メリット①:軽さは正義。過去のトラウマを克服
最大のメリット。それはもう、「軽い」これに尽きる。大学生の頃にカメラが趣味って良くない?とフィルムカメラやデジタル一眼を買ったことがある。重いしフィルムはお金かかる。結果、家に置きっぱなし。 これ、結構あるあるじゃない?
その点、CHARMERAは軽いし小さい。持ち運びのストレスがゼロ。「持っていくかどうか」を悩まなくていいのが、一番の魅力。いつも使うカバンとか鍵と一緒にしたらいいんじゃないかな。
メリット②:「iPhoneの写真、見返さない説」の克服
スマホで撮る写真はだいたい「記録」。気合いを入れて整理をしないと、カメラロールが「飯の写真」と「謎の毎朝のアラームのスクショ」で埋め尽くされていく。あれって誰のため? 何のため?そんな悩みは置いておいて。「せっかく写真を撮るなら見返したい」 見返さない写真なんて、撮る意味すらない。
不便だからこそ、写真を見るようになる
背面にモニターはあるけど小さすぎて、よく見えない。確認するために「データを移す」という作業が必須。手間が発生することで「せっかくだし見てみよう」という気持ちになる。現像を待つ感覚に近いかも。あと、約6,000円もしたから「使わないと損」という貧乏性も発動する。結果、向き合う時間が増える。
メリット③:カメラが「散歩の理由」になる
道具が行動を変えることってある。カメラも同じ。「せっかくカメラ持ってるし、散歩するか」 という気持ちにさせてくれる。出番を増やすために外に出る。歩けば健康的。6,000円で「散歩の習慣」を買ったと思えば、付加価値としては十分すぎる。もし散歩を習慣化させるには犬と暮らすしかないから、コスパも良い。
デジタルデトックスも可
スマホで写真を撮ると、どうしても通知が目に入る。ついでにSNSを見て、買い物して、ショート動画で30分溶かす。でも、このカメラは写真しか撮れない。アナログの世界。Wi-Fiが飛び交う世界とはこれにておさらば。たまには休もうよ。
メリット④:地味に最高な「USB Type-C」接続
充電・転送端子が「USB Type-C」ということ。iPhone 15以降やAndroidユーザーなら、スマホのケーブルがそのまま使える。PCに繋げば、SDカードリーダー不要でデータを吸い出せるし、繋いでいる間に充電もされる。出先でも、サクッとデータ移行ができるのは便利だ。
気になった所①:バッテリーが貧弱すぎる
バッテリー容量が200mAhしかない。1日フルで使うのは不安が残る。それ以上に気になるのが寿命問題。バッテリー内蔵型=バッテリーが劣化したときが寿命になる。ただ、もし3年使えたとしたら、月換算で約166円。月にジュースを1本我慢すればいいと思えば安いか?
気になるところ②シャッター音とフラッシュの仕様
- シャッター音は消せない:ただ、iPhoneよりかなり小さい。目立たないレベル。
- フラッシュは「自動発光」のみ:強制オフができない。暗いと勝手に光る。「え、そこで光る?」となることもあるけど、光るだけ有難い。
気になった所③:撮影にはちょっとしたコツがいる
オートフォーカスなんて便利な機能はない。パンフォーカスなので、近づいて撮ると盛大にボケる。最低でも腕一本分(約1メートル)は離れるといいかも。基本的には風景や街並みがおすすめだ。もうひとつ注意したいのが、シャッターラグ。ワンテンポ遅れたMonster ain't deadって感じ。
まとめ:気軽に写真を撮っていこう

結論「画質悪いし、バッテリー持たないし、iPhoneでよくない?」……ミスった。それは正論。でも「買って大満足!!」腕時計だってスマホがあればいいし、キャンプだってホテルに泊まればいい。「生きるには必須ではないけど、あると人生が豊かになる」それが大事なんじゃないかな。
心が踊った時に写真を撮る。ワクワクしながらデータを確認する。そんな「無駄な時間」こそが、今の時代一番の贅沢なのかもしれない。「便利」を買うものじゃなくて、「不便さ」を楽しむための道具。刺さる人には刺さる。そんな感じ。で、エモってなんだったの?私か?
