
ペット。愛玩動物の食事について
「生き物を飼うなら自分で世話をするんだよ!」子供の頃によく親に言われた。大人になった今思うと、毎日働いて世話をするのは正直大変。
ロボット掃除機は、電気をあげるだけで掃除してくれる。対して、猫はというと、高いごはんをあげても、排泄物に変えるだけ。さらに、毛を撒き散らす。
毎日ソファーについた毛を回収している。
何もできないし何もしていない。基本寝てる。でも、可愛い。
もちろん、責任をもって世話をするのは当たり前。でも、その責任を果たすために「人間側が楽をする」のは、決して悪いことじゃない。
ということで今回は、忙しい人類の頼もしい味方、「生命維持(ごはん・水)」の自動化について。
楽をしているわけではない。「お互い」のため

自動給餌器や自動給水機を使っていると言うと、「え、それって愛情なくない?」とか言ってくる人がいる。
でも、猫だって、世話をされるために一緒にいるわけじゃない。「とりあえずそこにいて、なんとなく同じ空間で過ごしてほしい」そのくらいの距離感だと思う。たぶん。
一生懸命、ごはんを用意して、トイレ掃除をして疲れ切ってしまうくらいなら、その時間を「猫を撫でる時間」や「猫じゃらしを振る時間」に使ったほうがいい。
「いつもお世話してくれてありがとう」なんて、彼らはこれっぽっちも思っていない。
思っていたら、爪を切るときにあんなに暴れていいわけがない。
だから、自動化すること、楽をすることは、人間のためだけじゃなく「お互いのため」
前置きが長くなったけど、ここからは、実際に家で使っているものを紹介する「手間をかけること=愛情」ではないとして、楽をしていこう。
自動ごはん(オートフィーダー)

まずはこれ。「自動給餌器」
導入コストも低いし、猫側もすぐ慣れてくれるので、これは全員におすすめしたい。
Amazonで検索するとたくさん出てくるけど、正直「どのブランドが良い」とかはない。なぜなら、「時間になったらごはんが出る」というシンプルな設計だから。
極論、ちゃんと動けばどれでもいい。
とはいえ、選択肢が多すぎるのは疲れるので、選ぶときの基準のおすすめを書いておく。
選び方の基準:Wi-Fiとカメラはあったほうがいい

最低限、押さえたいポイント
- カメラがついているか(外出先からの安否確認)
- スマホアプリでスケジュール管理できるか
パカっと蓋が開くだけのアナログなやつ(半自動)もあるけど、アプリで管理できるやつの方が圧倒的に楽。
理由はシンプルに「作動したか通知が来る」し、「外出先から追加給餌」ができるから。
あと、カメラは単純に様子が見れて可愛い。機種によるけど、ごはんが残っていないかも確認できる。
動作検知がついているタイプなら、通知で「今食べてるな」って分かるのも便利。
値段はピンキリだけど、レビューを見て「明らかにヤバそう」なやつを避ければ、致命的に失敗することは少ない。
【注意】粒のサイズ問題
「どれでもいい」とは言ったけど、1つだけ注意点がある。
うちの子は「ロイヤルカナン」のそれぞれ、「ペルシャ・ブリティッシュ用」を食べている。
このブリティッシュ用、粒がデカいし、形が独特。そのせいで、物理的に詰まって出てこないことがある。
なので、大粒フードをあげている場合は、注意した方がいい。
対応サイズを確認してからの購入をおすすめする。けど、対応サイズなんて書いていない場合もある。出てこないなって場合は、ごはんを変えるか、砕くかになる。
選ぶときに気をつけて。基準は下記
- ロイヤルカナンのブリティッシュショートヘア用(成猫):約15mm〜
(独特なカーブを描いた大粒のアメジスト型で、しっかりと噛ませるために大きめ) - ペルシャ・チンチラ・ヒマラヤン用(成猫):約10mm〜
(舌の裏側で捉えやすいアーモンド型で、やや小ぶり〜中くらいのサイズ)
メリット:健康管理と「リスク分散」
自動給餌器の最大のメリットは、決まった時間に、決まった量を出せること。
ウチでは、1日4回に分けて下記対策をしている。
- 一気食い → 吐くのを防げる
- 空腹時間が短くなる → ストレス軽減
4回に分けても、朝と夜は、ちゃんと食べているか目視確認している
そして、多頭飼い向けの話だけど、2台買うなら敢えて違うメーカーの機種を使うことをおすすめしたい。
理由は、もし旅行中に片方のメーカーのサーバーが落ちた、アプリが死んだ(通知が来ない)みたいなことが起きても、もう1台が生きていれば、最低限の食料は確保できる。
故障に備えておくための リスク分散は、大事。
もちろん、信頼できそうなメーカーなら同じ機種でもいい。アプリも増えないしね。
自分が家にいない時はもちろん、体調を崩した時でも、ごはんを安定して管理できる。自動給餌器はかなりおすすめ。
よくある懸念点:食べてくれる? 愛情は?
ここで気になるであろうことを、Q&A形式でまとめていく
Q. ほんとに食べる?
A. 食べる。
うちの子2匹が食い意地が張っているだけかもしれないけど、初日からバリバリ食べた。
Q. コミュニケーション減らない?
A. 減らない。むしろ増える。
朝6時30分にごはんが出る設定にしていると、6時25分くらいから猫がソワソワし始めて、寝ている私に寄ってくる。 「おい、そろそろご飯だぞ」と教えにくる。
そして30分になると、もう箱の前で待機している。 ちゃんと時間を把握している。賢い。
あと、出てくるご飯が足りないとか、もっと欲しいってときは、ご飯箱をカリカリして少ないアピールもしているし、近くに来て訴えてもくる。
Q. 横取りしない?
A. たぶんしてる。

これはもう、防ぎようがない。朝と夜はお互いのごはんに誘導するけど、不在時は無法地帯。
わずかな抵抗として、ごはんが出る時に「録音音声」を流せる機能で、それぞれの名前を呼んでいる。
効果があるかは不明。やらないよりはマシ。
自動給水機(水)

次は「水」。ポンプで水が循環して、常に新鮮な水を保てるというもの。
ごはんに比べると、正直、導入ハードルはやや高め。
今まで普通のお皿に入れていた水を、いきなりこれに変えると、音がするし本体も大きくなるし、びっくりするかもしれない。
それに、ごはんに比べると使ってくれるかが難しいアイテムではある。
選び方:タイプと「コードレス」
色々な形があるけど、大きく分けると2つ。
蛇口タイプ: チョロチョロ落ちてくる。飲むのが難しそうでよりハードルが高い。
湧き出るタイプ:中央から水がせり上がってくるタイプ。こっちのほうが飲みやすそうで、無難におすすめ。
ウチは、湧き出るタイプを使っている。それと選ぶならポンプが「コードレスタイプ」がいい。
洗うときに便利だし、ある程度の断線も防げる。
ケーブルを噛まれる心配もないし、手入れが楽。そして、エコモード(5分おきに水が出る)みたいな機能がついている機種なら、消費電力も抑えられる。おすすめ。
維持費の節約ハック(スポンジ問題)
導入後に気になるのが、ランニングコスト。主にかかるのは「フィルター」と「ポンプ用スポンジ」の2つ。
フィルターは、公式の製品だとそこそこ高い。Amazonとかに互換品はあって安くは買えるけど、品質がピンキリなので、そこは自己責任で要確認。
そして、「ポンプ用の小さい交換用スポンジ」これも公式だと高い。そして、消耗品だからヘタれてくる
これは対策することができる。
水槽の濾過用デカいスポンジを買って、自分で切る。
導入時の注意:音と温度
水回りは結構難しい。
最近の機種は静音設計なので、人間が寝るときはほぼ気にならない。けど、猫によってはモーター音を気にする子もいるらしい。
これはもう、性格次第。
また、器が変わるだけで水を飲まなくなる子もいる。水分不足は危険なので、いきなり全部置き換えるのではなく、今までのお皿と併用して、徐々に慣らしていくのがおすすめ。
手入れとコスト
正直手間はかかる。諦めるしかない。
お皿なら「洗って終わり」だけど、特に給水機はパーツが多い。
- ポンプを分解して洗う
- タンクのぬめりを取る
- フィルターを定期的に交換する
この工程は確実に増える。「水の補充と交換頻度」は減るけど、「メンテナンス」は重くなる。
本体代はもちろん、ランニングコスト(フィルター代・電気代)もかかる。ただのごはん・ただの水飲みに、毎月課金することになる。
でもこれは、「猫との生活で、お互いに譲歩して生きていくための必要経費」だと割り切るしかない。
人間だってウォーターサーバーを置けば金がかかるのと同じ。
まとめ:変なものは掴まないように

最後に、Amazonで検索すると、聞いたこともない謎ブランドの商品がたくさん出てくる。
値段だけで選んで、 「外出中に壊れてごはんが出なかった」 「漏電して水が止まった」 なんてことになったら、元も子もない。
すでに知っている有名ブランド(PetkitやPETLIBRO等)があればそれを選ぶのが安牌。
もし安いものを試すなら、必ずレビューを読んでからにして、変なものを掴まないように注意してね。
あと、これは本当に大事なんだけど、全部を一気に変えないこと。
いきなり環境を変えると、猫がビビって絶食・絶飲しかねない。
最初は、今まで使っていた皿と併用しながら、少しずつ慣らしていく。
環境を変えるのは、猫にとって想像以上にストレスになる。だから、できるなら若いうちから。
先行投資だと思って少しずつやっていこう。
次回は、猫の自動化シリーズ ラストに「猫の自動トイレ」 について。導入ハードルは高いけど、一度使ったら二度と戻れないやつ。
お風呂(乾燥)の話は下記で。
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