サブスクリプションは、なるべく減らしたい。
ただ、音楽ストリーミングサービスは残念ながら切ることができない。SpotifyかApple Musicどっちを契約する?が今回の検討事項
今回、SpotifyとApple Musicを3か月間同時に契約し、比較検討してみた結果、8年間使ってきたSpotifyをApple Musicに乗り換えることにした。
結局のところは好みになってくるのでSpotify vs Apple Music の“どっち派論争”に終止符は打てないけれど私の結論と、その判断材料は共有できる。
3ヶ月間両刀使いしてみての感想
結局、聴く曲は変わらなかった。
だから正直なところ、2つ同時に契約している理由はないというのが率直な感想。
この3ヶ月間
「SpotifyにはあるけどApple Musicにはない曲」には出会わなかったし、
逆に「Apple MusicにはあるけどSpotifyにはない曲」もなかった。
つまり、どっちを使っても曲のラインナップに大差はない。
【音質】Apple Musicの方がいい(気がする)
Apple Musicはロスレス設定にしているので、たぶん音質的にはApple Musicの方が上……?
とも思ったけど、自分のリスニング環境では違いはわからなかった。
音質を良くしたいなら、イヤホン・ヘッドフォンに課金する方が早いし、確実に違いが出ると思う。
参考:リスニング環境
AirPods系はフリマサイトで偽物が多いので注意(実際に偽物を送りつけられた経験あり)
HomePod miniはフリマで結構安く出ているので、中古狙いもアリ。
・AirPods Max
無線ヘッドフォン
・DENON Pure Pro
無線イヤホン
・ Ultimate Ears UE5PRO To-Go
有線イヤホン(今は生産終了してました)
・Home Pod mini
Apple純正のスマートスピーカー(メルカリの検索ページを貼っとく)
【価格】Spotifyがやや安い
まとめた価格表は下記 全体的に見ると、Spotifyの方が料金的には安い
プラン名 | Spotify 月額(税込) |
Apple Music 月額(税込) |
---|---|---|
無料プラン | あり(広告あり) | なし |
個人プラン | 980円 | 1,080円 |
学生プラン | 480円 | 580円 |
Duoプラン | 1,280円(2人まで) | なし |
ファミリープラン | 1,580円(最大6人) | 1,680円(最大6人) |
年間プラン | 9,800円(個人) | 10,800円(個人) |
Voiceプラン(Siriでの操作) | なし | 480円 |
Spotifyの無料プランは広告が入るし、Apple MusicのVoiceプランはSiri経由でしか操作できず使い勝手が悪い。正直どちらも実用的ではないと判断。
Spotifyには「Duoプラン」があり、同居している2人で使えば1人あたり月額640円。私も2年ほどお世話になっていた。2人で使うには最高のコスパ。
今までは料金の安さでSpotifyを使っていたけれど、Apple Musicを3ヶ月試してみた結果「こっちがいいかも」と思った。
価格だけで決めていいのか?と感じたのが、今回の乗り換え検討のきっかけ。
Spotifyの良かった点
ただ、8年間使ってきたことでSpotifyとの思い出も振り返りたい。
Spotifyで良かったことは、下記4点
- 新しい音楽との出会いが多かったこと。
→AIによるパーソナライズされたプレイリストで、出会えて良かった曲が非常に多い。 - プレイリストを探しやすいのもポイント。
→ライブ前に誰かが作ったセトリのプレイリストで予習するのも便利だった。 - ポッドキャストをSpotifyのアプリで再生できる
→Apple Musicのようにアプリを切り替える必要がない。 - 渋谷のO-EASTなどでSpotifyユーザーはドリンク1杯サービスが熱い
→600円で2杯飲める!
Apple Musicの良かった点
音質や付随機能が魅力
ロスレスや空間オーディオに対応していて高音質で楽しめる。
音質は使っているイヤホンやスピーカーに依存する部分が大きいため、個人的にはそこまで重視していない。
とはいえ、Apple Musicには明確に良いと感じたポイントが2つ
① Apple Music Classicalが使える
クラシックに特化したアプリ「Apple Music Classical」がApple Music課金者は無料で利用できるのは、クラシックをよく聴く人にはかなりのメリット。
検索機能が非常に優れていて、作曲家・作品番号・調性・指揮者・演奏者など、クラシック特有の項目で楽曲を探せるのが便利。
また、作業中に歌詞ありの曲だとつい聴き入ってしまうような人(=私)にとっても、歌詞がなくて集中しやすいBGMを簡単に見つけられる。
初心者から上級者まで、クラシックを気軽に楽しめるのが魅力。
おかげさまで、週末に予定がなければクラシックコンサートに足を運ぶようになった
コンサートは高いイメージがあったが、手頃な価格の公演も多く、無料のコンサートもあるので、気が向いたらぜひ。
② DJアプリに対応している(djay/rekordbox)
趣味でDJコントローラー(DDJ-FLX4)を買った。
Apple Music契約者であれば「djay」や「rekordbox」などのDJアプリと連携でき、Apple Musicの楽曲をそのままストリーミングしてミックスやプレイが可能となっている。
インターネット環境が必要だったり、一部機能に制限があるので、友人曰く「Apple Musicで人前でプレイするのは流石に厳しい」とのこと。
ただ、目的はあくまで“家で猫を踊らせること”なので私には十分。
なお、SpotifyもDJアプリに対応するという噂だが、現時点では未対応。この点ではApple Musicに軍配が上がる。
DJに関しては、機材について結構悩んだので記事を書くかも。たぶん。いや、もしかしたら。
【悩み】素直に乗り換えられなかった
Apple Musicに移行するにあたって、すぐには決断できなかった。理由は大きく3つ。
①長年使ってきた思い出
Spotifyを約8年使ってきていて、プレイリストも履歴も好みの傾向も全部そこにある。
これから先、Apple Musicに自分の好みを分からせていく作業がある。
8年間の思い出を捨てるのは惜しい。
②友人とシェアしていた月間プレイリストの存在
毎月、友人とSpotifyで月間プレイリストとしてシェアするプレイリストを作っていた。
Spotifyを辞めることで、どうするかってのが課題になっていた。
③ 月額の負担が増える
SpotifyのDuoプランは2人で月1,280円。学割料金のような安さ。
Apple Musicの個人プラン(1,080円)とファミリープラン(1,680円)しかなく、毎月の固定費が増えるのは避けられない。
放送大学に入学して、学割を使う方法も考えたけど、入学金等の元をとれないので、断念した。
【解決策】重い想いを切り捨てた
解決方法を考える
まず「感情は知らん!」ってことで、切り替える決意。
ここで立ち止まっていても何も進まない。
カムバック私。
プレイリストの移行は、ツールでなんとかなる
SpotifyからApple Musicへの乗り換えで一番気がかりだったのが、プレイリストの移行。
でも今は、便利なプレイリスト変換ツールがいくつかあり、意外とすぐにスムーズに引き継げる。
ツール名 | 対応方向 | 特徴・ポイント |
---|---|---|
双方向 (Spotify ⇄ Apple Music) |
無料で1つずつ、プレミアムで複数同時転送可。 プレイリスト、曲、アルバム、アーティスト対応。 |
|
双方向 (Spotify ⇄ Apple Music) |
アカウント連携で簡単一括転送。 プレイリストやお気に入りもサポート。 |
|
双方向 (Spotify ⇄ Apple Music) |
iOS専用アプリ。直感操作でサクッと転送できる。 | |
Playlisty |
Spotify → Apple Music | iOS向け。スマホだけでプレイリストを手軽に移行可能。 |
最後に価格
Apple Musicを個別で契約するよりも、2人だろうがファミリープランに入った方が安い。
Spotify Duo(月額1,280円) → Apple Musicファミリープラン(月額1,680円)に切り替わる。
年間で差額は4,800円。
正直、無視できない金額
なんとかしたい。
なんとしてでも、価値を上乗せしたい。
ということで、Appleのポテンシャル、全力で掘ってみることにした。
【Apple最大のサブスク】Apple One
Apple には「Music」だけでなく、他にもサブスクリプションサービスがいくつか存在する。
- iCloud(クラウド):容量がいっぱいになる頃に煽ってくるやつ
- Apple TV+(動画):正直、私の周りでは見てる人はあまりいない。実はアカデミー賞受賞作もある。「テトリス」見たけど面白かった。
- Apple Arcade(ゲーム):App Store で展開しているゲームのサブスク。『太鼓の達人』や『塊魂』なども遊べる。iPhone だけではなく、Mac や iPad、AppleTV で遊べる。
これらをまとめて使えるのが「Apple One」
1つずつ契約するより安い。ちなみに、ファミリープランもある。
Apple Music以外にも検討しているサブスクがある場合は、かなりお得なバンドルサービス。
Apple Oneの料金と単体加入との差額
プラン | 内容:単体価格 | 単体合計 月額 |
Apple One 月額 |
差額 (お得額) |
---|---|---|---|---|
個人プラン |
Apple Music:1,080円 | 3,010円 | 1,200円 | 単体で契約するより 1,810円もお得! |
Apple TV+:900円 | ||||
Apple Arcade:900円 | ||||
iCloud+ 50GB:130円 | ||||
ファミリープラン |
Apple Music ファミリー:1,680円 | 3,880円 | 1,980円 | 単体で契約するより 1,900円もお得! |
Apple TV+:900円 | ||||
Apple Arcade:900円 | ||||
iCloud+ 200GB:400円 |
Applen One使うか?
鍵となってくるのが、iCloudの必要性。
絶対に必要というわけではないのでiCloudがあって良かったという点を絞り出して、肯定していく。
①写真をiPhone・iPad・Mac間ですぐ確認できるので、iPhoneで撮った写真をAirDropで送る手間が減った。
②ファミリープランの200ギガは、ファミリーで分けられるので、持て余すことはない。
デメリットではないけど、クラウドに保存される関係で、引っ越し作業がめんどくさい。
クラウドサービスは一度契約したら最後、搾り取られる運命にあるかもしれない。気をつけよう。
でも、あるとすごく便利。少なくとも、iCloudとApple Musicの両方に入る予定があるなら、Apple Oneの方が得
ということで、私はApple Oneへの加入を決た。
今回の結論
- 価格を抑えたい or 新しい音楽に出会いたい → Spotify
- 他のAppleサービスにも興味がある → Apple Music(+Apple One)
Apple MusicかSpotifyかは、結局は好みによるけど、私はApple Music(Apple One ファミリープラン)にして母と妹をファミリープランに招待して、Music・TV・Arcadeを体験してもらうことにした。
今までのSpotify Duo(1,280円)からApple One ファミリー(1,980円)に切り替えると+700円。
でも、700円で親孝行できると思えば、安いもん。
母の日、父の日など、贈り物に迷っている方は、サブスクをプレゼントするのも良いんじゃない?
いや、母、父関係なく、親しい人のプレゼントはファミリー設定ができるサブスクをプレゼントするのが今後のトレンドになっていく気がする。
私も、Duolingo、U-NEXTのファミリープランの招待がほしい。
もし予算的に厳しかったら、ユニクロでOK
嫌だったら着なくてもいいし、ただ「ありがとう」ってだけだから。
ごいごいす?