お金を貯めるためには、収入と支出を可視化する必要がある。
毎月の支出は把握しておく必要がある。
家計の状態を把握しないまま「資産運用だ!NISAをやる!」とかは良くない。
毎月いくら使って、いくら手元に残るのか
ここを理解しておく必要がある。
現実を真正面からしっかり受け入れてから進もうってこと。
「電気代が高いなぁ」と思っても「最近電気代上がってるし、冬は仕方ないよね」で済ませるのか。
ただ、支出を管理しておけば、昨年と比較し、電力会社への乗り換えを検討することもできる。
不要なサブスク・固定費を見直すきっかけになる(かもしれない)
今回は家計簿をつけようって話。
家計簿を続けるために
家計簿において一番重要なことは「続けること」
とにかく、続けることを何よりも優先する。
だから、ドトールのコーヒーとかセブンイレブンでのおにぎり代とか細かく記載する必要はない。
面倒なことをやるよりも生活費(固定費・食費・日用品費)以外はすべて娯楽費としてカウントしてしまうのもアリ。
もっというなら、収入-出費で「月にいくら使っているか」から始めたらいい。
とにかく「続けること」を優先する。
どうやって初めて、どうやって続けていくか
方法としては、手書きでノートにまとめるか、エクセルの表でまとめるか、家計簿アプリを使うかになる。
レシートを取っておいて、帰宅後にノートに手書きしていくのは「お金と向き合う時間」が確保されるので良い。
ただ、繰り返しになるが、一番大切なことは「続けること」
そのため、金額の入力(記載)はできるだけ手間がかからない方がいい。
そして、ただ金額を入力するだけでなく、下記2つの機能がある マネーフォワードをおすすめする。
- 銀行口座、クレジットカード、証券口座を登録し、資産管理を一覧できる
- 支出を食費や日用品などに自動分類してくれる(キャッシュレス決済との連携)
マネーフォワード(ME)について
マネーフォワードには 法人用(クラウド) と 個人用(ME) がある。
今回は 個人用の「マネーフォワード ME」 について。
プランは 無料版・スタンダード(月額500円)・資産形成アドバンス(月額980円) の3つ。
無料プラン
基本的な機能は下記4点。
- 銀行、証券口座、クレジットカード、ポイントを連携(4件まで)
- 支出を自動で分類(キャッシュレス決済)
- レシート読み取り機能
- 過去1年分の家計簿データの閲覧
これ以上の機能が欲しい場合は、有料版の スタンダードコース(月額500円) にアップグレードする必要がある。
スタンダードコース(月額500円)
基本的な機能は無料版と同じだが、違いが大きいのは以下4点。
- 連携可能な口座、クレジットカードが無制限
- 広告なし
- 資産内訳、推移グラフの閲覧
- 過去の家計簿データを無制限に閲覧可能
特に 「連携口座が4件まで」という無料版の制限がネック。課金の判断ポイント。
クレジットカードを複数持っている場合はすぐに上限に達してしまうので 5件以上連携したいと感じたら課金を検討するのをオススメする。
ちなみに、 無料で連携口座を増やす方法(裏技) もあるので、それは後で紹介する。
資産形成アドバンスコース(月額980円)
このプランは株や投資信託をやっている人向け。
スタンダードコースに加えて、下記の機能が追加される。
- 配当履歴、予測、内訳の表示
- 株式の業種別内訳
- 株式、投資信託の配当利回り別内訳
- 資産のタグ付け
- Myポートフォリオの作成
「無料版 → スタンダード」と試した後、必要であれば加入する流れでOK。
ちなみに、有料版の2種類は、年会費で払うと若干の割引もある。
Appleギフトカード等を還元率が高い時に購入してから支払うと少しはお得になる。
とりあえず無料版から始めてみよう
マネーフォワード MEは、まず 無料版 から試すのがオススメ。
始め方も簡単で、 アプリをダウンロード して案内に従えば、登録はすぐに完了する。
ただ正直、設定が面倒なところはある。
そこで、 最初につまずきやすいポイントをお知らせする。
①口座連携がとにかくめんどくさい
マネーフォワードの 最大の魅力である口座連携だが、面倒&時間がかかる。
例えば、楽天カードを登録しようとした場合、 IDとパスワードを入力 → 更新中の表示が3~5分ほど続く。
「なんか時間かかるな…」と思ったら連携に失敗していることがほとんど。
パスワードを迷って試してみても、 待たされた挙げ句エラーというのが地味にストレス。
2段階認証とかもあると、本当にできるのか?とすら思う。
②アプリが重い
なんだか アプリの挙動が重い(気がする)。
支出だけを入力していくようなシンプルなアプリを使っている人ほど
「もっさりしてるな…」 と思うかもしれない。
③一見複雑に見える
パッと見、 「なんか難しそう…」 と思うデザインをしている。
でも 実際に使ってみると意外と大丈夫 。気にしなくてOK。
以上3点が、途中でやめてしまう理由になりそうなポイント。
とりあえず、口座連携さえできればOK なので、連携の手間を乗り越えれば便利に使える!
使用感・感想
個人的に使ってみて良かったところは下記3点
①自動分類(大項目・中項目)
例えば、 セブンイレブンで三井住友カードでコーヒーを買った場合、マネーフォワード上ではこんな感じで表示される。
✅ どこで(セブンイレブン)
✅ いくら(〇〇円)
✅ どのクレカで払ったか(三井住友カード)
これが 自動で分類&記録 されるので、 支出の管理がめちゃくちゃラク!
特に、 クレジットカードごとの明細がマネーフォワード1つで確認できるのが魅力。
さらに、自動でジャンル分け機能が便利。
例えば…
✅ すき家 → 食費 に自動分類
✅ スーパー → 大項目:食費 / 中項目:食料品
✅ TOHOシネマズ → 大項目:趣味・娯楽 / 中項目:映画・音楽・ゲーム
といった感じで、自動で細かく仕分けしてくれる。
もちろん、自分で項目を編集可能 だし、もし 分類が間違っていたら訂正もできるので安心。ただ、週1もしくは月1でも項目を見直すことはした方がいい。貯めちゃうと次始めるのが億劫になるので、思い立ったらやるでもOK
②クレジットの引き落とし額の一覧
複数のクレジットカードを使い分けているので、引き落とし額が確定したタイミングで、金額と引き落とし日がマネーフォワード内だけで確認できるのがすごく助かる。
引き落とし日については、1日払い・10日払い・27日払いと会社ごとに異なるので、カードが増える人ほど恩恵が大きい。
③ログインでポイントが貯まる
最近マネーフォワードMEに追加された機能で、アプリ起動や月間レポートを確認するだけで、ポイントが貯まりVポイントに交換できるようになった。
ポイントは大したことないかもしれないが、アプリを開く習慣がつくのでいい機能だと思う。
④アプリとWEB版でスマホでもPCでも使える
地味に嬉しいのが、スマホでもPCでも使えるところ。
無料版だと、口座やクレジットカードを個別で更新する必要があるが、PCだとワンクリックでできる。あとはやっぱり、PCの方が大きい画面で見ることができて、整理しやすい。
夫婦やパートナーの口座も登録できるので、共通で利用することも出来るらしい。
マネーフォワード for 住信SBIネット銀行(口座登録を増やす)
4つの口座じゃ少ないよって人は、無料で登録数を増やす方法がある。
それは下記の金融機関の口座を開設し、各金融機関向けのマネーフォワードを利用すること。
- マネーフォワード for 住信SBIネット銀行
- マネーフォワード for YMFG
- マネーフォワード for 静岡銀行
- マネーフォワード for 東邦銀行
- マネーフォワード for 滋賀銀行
- マネーフォワード for 群馬銀行
- マネーフォワード for 岡崎信用金庫
- マネーフォワード for 三井住友信託銀行 ※Web版サービスのみ対応
- マネーフォワード for 筑波銀行
- Linkx家計簿 Powered by マネーフォワード
- マネーフォワード for 栃木銀行
- マネーフォワード for <みずほ> ※Web版サービスのみ対応
- マネーフォワード for 北洋銀行
- マネーフォワード for JAバンク
- マネーフォワード for 徳島大正銀行
- マネーフォワード for アフラック
上記ならどれでもいいとは思うが、オススメは簡単に口座開設できる住信SBIネット銀行
最大の魅力は無料で口座登録数を4→10に増やせるのが魅力。
総資産をグラフで表示する機能も無料で使える。
さらに、広告がない(少ない?)操作性もほとんど一緒。銀行口座の開設等の手間はかかるけど、一度試して欲しい。
注意点は、金融機関・特定サービス向けマネーフォワードではマネーフォワードMEと一部利用できない機能もある。
マネーフォワード ME のアカウントとは別に、各金融機関向けマネーフォワードのアカウントを作成するので、アカウントを統合の必要が無く、2つ持ちすることができる。
※そもそも結合する機能はない。
余談にはなるが、住信SBIネット銀行を開設した場合、年会費11,000円でモバイル保険やプライオリティパスなどの特典が豊富な住信プラチナデビットカードを発行することもできる。もちろん、プラチナデビットが必要なければ、無料のデビットカードを持つこともできる。
詳しくは、2025年のクレジット戦略の記事を書いているので気になったら参考にしてほしい。
私の使い方は、メイン利用は10口座の "for 住信SBIネット銀行" で主要クレジットカードと銀行を登録し週1回確認している。
4口座の "マネーフォワードME" にはベンチのクレジットカードと貯蓄用の口座を登録しポイ活のため月に数回確認している。
アプリも完全に別なので、切り替える手間を除けば、欲しい情報がすぐに分かるので助かっている。
詳しいことは下記参照
マネーフォワード for 住信SBIネット銀行
習慣化が今回のテーマ
最後に、別に家計簿はアプリでなくても、手書きやエクセルでも記録しておけばOK
そして、記録したら見つめ直すことが大切。家計簿をつけても収入と出費が変わるわけではないけど、意識できるようになるので、無駄使いは減らせる(はず)。
節約術などはファイナンシャル・プランナーなどプロに相談したらいい
ウチではマネーフォワードと合わせて、共通家計簿アプリ(シェアルー)で2人分の生活費を記録し、毎月エクセルでまとめている。
上記2024年の記録を参考に毎月、現実と向き合っている。
去年と比べて電気代が上がっているので、もう半年様子を見て乗換を検討している。
2024年の反省で、「外食費」「娯楽費」「日用品」がざっくりしすぎていたので、今年からコンビニ等の軽食は「買い食い」項目を追加し、外食とは項目を分けることにした。
あとは「娯楽費」も「旅行」と「エンタメ」に分けて日用品に加え「消耗品」を追加した。
ウチではこうしているのであくまで参考程度に。
また、来年に2025年の生活費をまとめるので去年より出費が減っていますように・・・
とにかく、キリよく2026年に入ってからではなく、今すぐ、今日から始めていこう。
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2024年東京二人暮らし+猫2匹の生活費
2025年になった。私は12月22日が誕生日だから、年明け=年を取るってことで、毎年「今年は頑張らなきゃな」って思うんだけど、年末年始は毎回ダラダラしてしまう。 今は29歳。20代が今年で最後だから、 ...
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