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オートロックなしの賃貸を要塞化した

2026-01-20

賃貸アパートの玄関ドアと防犯対策

うちにはオートロックもなければ、モニター付きのドアホンもない。来る人といえば、せいぜい宅配業者さんくらい。たまに新聞の勧誘や、正体不明の果物売りが来る程度。

正直、家の中に盗まれて困るようなものはないけど、空き巣に入られて部屋を荒らされたら、その後の掃除や警察への対応を考えると、めんどくさい。だから、事前に対処しておこう。

入居時に設備がないなら、自分で後付けしてセキュリティを強化すればいいじゃないか。ということで賃貸でも導入しやすい「後付け防犯」についての話。


令和7年度東京都防犯機器等購入緊急補助事業※申請はお早めに

東京都の防犯補助金の案内イメージ

今回導入に踏み切った最大の理由が、東京都(区)が補助金を出してくれるからに尽きる。詳細は公式情報、東京都防犯機器等購入緊急補助事業を必ず確認してほしい。

【制度の概要】

  • 対象商品: 防犯カメラ、カメラ付きインターホン、防犯フィルムなど
  • 期間: 2025年4月1日~2026年3月31日 ※自治体によって異なる
  • 【注意】: 予算がなくなり次第終了。ポイント・ギフトカード支払は対象外!

枠が埋まる可能性が高いので、なるべく早めに申し込んだほうがいい。

世田谷区、まさかの「全額」補助※令和7年度は受付終了

補助金額や条件は住んでいる区市町村によって違う。私が住む世田谷区は、まさかの「補助率100%(上限4万円)」。なんで?空き巣が多いの?

一応、他の自治体もいくつか見てみたけど、「半額補助(1/2)」や「3/4」がほとんど。他に100%全額出るのは、千代田区くらいだったかな。ふるさと納税をしていない、成城あたりにお住まいの高額納税者のみなさまのおかげでした。ありがとう。買い物はなるべく区内でするようにします。ちょっぴりだけど役に立っていると思うぜ。

自治体ごとの対象エリアは必ず確認

自分の地域の対象地区や条件は、下記リンクから確認してみてね。

区市町村を確認する

東京以外の方も、「住んでいる地域名 + 防犯 補助金」でググってみて、意外と似たような制度を用意しているかも。

実際に申請してみた状況

私は12月10日に申請を済ませた。現時点で、まだ連絡は来ていない。不備があればすぐ連絡が来るはずなので、「便りがないのは良い便り」と思って前向きに待っているけれど、正直不安。まぁ、補助金の対象外だったとしても、防犯対策はしておいて損はない。ここからが本題。

賃貸ユーザーの「防犯の限界」と「解決策」

賃貸アパートの廊下の様子

当たり前だけど、防犯対策はしたほうがいい。最初からオートロック付きのマンションなら最高だけど、そういう設備が整っている物件は家賃が高い。というか東京は家賃が高い。大丈夫。設備がないなら後から足せばいい。

かといって、賃貸で二重窓の工事をしたり、ドア自体を交換したりするのはハードルが高すぎる。賃貸で、いつか出る家にお金をかけるのはもったいない。賃貸の防犯対策は原状回復のことを考えると「退去時に回収できる(取り外せる)もの」がいい。

今回は、私が実際に導入している以下の3つを紹介していく。

  • 1. カメラ付きドアホン
  • 2. スマートロック
  • 3. 防犯フィルム

【SwitchBot】スマートテレビドアホン

SwitchBot スマートテレビドアホン本体

基本の「カメラ付きドアホン」ね。選んだのは「SwitchBotのスマートテレビドアホン」。賃貸で後付けなんてできるの?と思っていたけど、強力な両面テープで設置できた。落ちる気配はない(出る時の掃除は大変だが)。

理由はシンプルで、すでにSwitchBotでカーテンや照明を管理していたから。「アプリをこれ以上増やしたくない」 これが全て。ドアホンとしての機能は他社と大差ないと思う。でも、管理アプリを統一できるメリットは、機能差以上にデカい。

仕組みと設置について

屋外の子機と、室内の受信機(またはスマホ)が通信する仕組み。一般的なワンルーム〜1LDKなら特に問題なし。

  • 屋外(子機): バッテリー駆動。配線工事不要。別売りのソーラーパネルもあるけど、とりあえず充電運用中。
  • 屋内(親機): コンセントに挿すだけ。録画用SDカードはこっちに入れるので、外のカメラが盗まれてもデータは家の中に残る。よくできている。

「ラグ」と「通話品質」

環境によるけれど多少のラグはある。ボタンが押されてから通知が来るまで、体感で言うと 「ピンポーン…………通知」 くらいのタイムラグがある。個人的には許容範囲だけど、即座に応対したい人は気になるかもしれない。

実際通話するか? と聞かれると、全くしていない。 部屋が狭いから玄関まで歩いたほうが早いし、そもそも置き配だからピンポンが鳴った時には既に誰もいない。通話品質は距離に依存するので、位置の工夫は必要かも。

必須ではないけど「安心感」は確実にある

「じゃあ意味ないじゃん」と思うかもしれないけど、そんなことない。「誰が来たか分かる」「カメラがあるという威嚇効果」の2つが重要。相手を確認してから出られるし、居留守にも使える。わざわざ防犯意識が高そうな部屋を狙う空き巣は少ないはずだ。

おまけ:SwitchBotならではの利点(Alexa連携)

「SwitchBotハブ」と「Alexa」を連携すると、チャイムが押された時にAlexaが 「玄関に誰かがいます」 と喋って教えてくれる。テレビを見ていてチャイムが聞こえにくいときでも、急にAlexaが喋ったら流石に気がつく。部屋が2つ以上ある人には良い。


SESAME スマートロック

SESAME スマートロックの設置例

次は玄関の鍵。残念だけどSwitchBotではない。元々使っていた「セサミ(SESAME)」を継続利用。連携面だけを見ればSwitchBotで揃えたほうが絶対にいいが、セサミは圧倒的に安い。これから揃える人は、メーカーを統一したほうがいい。

「通知」こそが最強の防犯

スマートロックは、開錠されるたびにスマホへ通知が来る。普通の鍵だとピッキングされても帰宅まで気づかないが、これならリアルタイムで分かる。通知が来たらすぐにペットカメラやドアホンで確認すればいい。「気づける」からこそ対処ができる。「完璧な鍵」なんて存在しない。「いつ開いたか分かる」という事実が一番強い防犯よ。

鍵を持たない生活

荷物が減るし、鍵をなくす心配もなくなる。合鍵もアプリで簡単に渡せる。ただ、「鍵はポストに入れて出てください」というドラマみたいなことができなくなるだけ。「合鍵」という実物がなくなるのは、少し寂しい気もするか。

スマートロックの便利機能

  • オートロック機能: 設定した時間で勝手に閉まる。閉め忘れの心配ゼロ。
  • ハンズフリー開錠: ドアの前で立ち止まらずにそのまま入れる。エントランスにオートロックがない物件だと相性抜群。

「スマホ出すのも面倒」問題と、顔認証の導入

顔認証デバイスによる解錠

「スマホを出すのすら面倒」という問題に、指紋認証パッドを導入したが、体感成功率は40%。冬場の手荒れのせいか全然開かない。そこで導入したのが「AI顔認証」デバイス。正直期待していなかったが、これがめちゃくちゃ早い。カメラの前に立つだけで、スッと開く。これから導入するなら、最初から顔認証セットにすることを強くおすすめする。


窓:防犯フィルムで遅延工作

窓ガラス用防犯フィルム

「玄関は固めた。でもベランダの窓を割られたら終わりじゃね?」ということで、最後に窓用の防犯フィルムも導入した。泥棒が本気を出せば突破されるが、侵入に時間がかかるのを泥棒は一番嫌がるらしい。この数十秒の差が運命を分けるかもしれない。

地味に大事なのが、「飛散防止」。もし割られてもガラスが粉々に飛び散らない。片付けが楽になるし、何よりペットがガラス片で怪我をするリスクを減らせる。当初の「掃除がめんどくさいから防犯する」という目的にも合致する。大事。

ミラー加工で「視覚的な圧」をかける

外から中が見えにくくなるミラー加工タイプを選んだ。昼間は鏡みたいに反射する。「中の様子が分からない」というだけで、普段から圧をかけていく。ついでに断熱や紫外線カットの効果もあるらしい。一番めんどくさいのは「窓のサイズに合わせてカットすること」なので、時間があるときにやったほうがいい。


まとめ:セキュリティ過剰?賃貸を要塞化した

防犯対策を終えた玄関と廊下

訪問者はドアホンで記録、玄関は顔認証とオートロック、窓はミラーフィルム。室内はペットカメラ。……賃貸にしてはやりすぎじゃない?

でも、物騒な事件も多い世の中。「何も盗られるものはないから大丈夫」と思わず、自分と家族(ペット)を守るための防犯対策は決して大げさではないと思う。100%は無理でも、「安心の材料」にはなる。防犯は「完璧」を目指すものじゃない。日々の「不安を減らすための準備」くらいでいいかもね。

補助金を申し込む場合は、自治体の最新情報を必ず確認してね。

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