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Oliveプラチナプリファードの年会費33,000円の価値はあるのか?【損益検証】

Oliveプラチナプリファード。 年会費33,000円。三万三千円…

お金を払うためのクレジットカードに、さらにお金を払うってなんやねんって話ではある。今はゴールドカードですら条件次第で無料。スマホ決済もあるし、現金やカードすら持たず、スマホ1つでいい時代。

メタルカードで、店員さんやマッチングアプリの相手にさり気なくアピールするような見栄の時代なんて終わった。これが令和のお金事情。

なぜ年会費を払うのか?そんなの得をする可能性があるからとしか言えない。もちろん、年会費がかかるので当然「損」をする可能性もある。得する・損するの境界線を考えていく。

結論から。年間の利用額が300万円以上になるならあり

  • 年間300万円未満 → 基本ナシ
  • 年間300万円以上~500万円使う → 条件付きでアリ
  • 年間500万円以上を使う→もっと他のカードがいいかも?(※継続ボーナスが400万円で打ち止めになり、それ以降はただの還元率1%のカードに成り下がるため)

「ちゃんと使いこなせる」ならありかなっていうカード。損益分岐点を検証していくので、自分なら行けそうって思えばGOしてもいい。

「なんとなくプラチナ」は損する可能性が高いからやめたほうが良いぞ。

Oliveってなんなん?

まず前提として、今回のメインの「Olive」をざっくりと

仲間に「三井住友カード(NL)」があるけど、特典内容的にOliveの方がおすすめなので、Oliveをメインに話していく。

【Olive vs 三井住友カード(NL)比較表】

 Olive(フレキシブルペイ)三井住友カード(NL等)
引き落とし口座三井住友銀行のみ自由に選べる
国際ブランドVISAのみVISA / Mastercard
基本の機能クレカ・デビット一体型クレジットカードのみ
独自特典「選べる特典」ありなし
Vポイントアッププログラム8%~最大20%7%~最大20%

まぁ、特別な事情がない限り「選べる特典」とVポイントアッププログラムの還元率が高いOliveの方が断然お得。

特別な事情っていうのは『どうしても三井住友銀行の口座を作りたくない』とか、『コストコで使うからMastercardブランドじゃないと困る』とか、そういうケースね。

ちなみに「選べる特典」っていうのは、給与の受け取り口座にするだけで毎月200ポイントもらえたり、対象店舗の還元率を+1%できたりするOlive限定のチート機能のこと。

Oliveプラチナプリファードについて

基本情報から確認

  • 通常還元率: 1%
  • 年会費: 33,000円
  • 継続特典: 100万円利用ごとに1万ポイント(最大4万P/400万円利用まで)
  • 選べる特典: 2つ
  • 限定特約店: ポイント還元率アップの特約店あり

プラチナとはいいつつ、「コンシェルジュ」や「コース料理1名無料」みたいな豪華特典はない(空港ラウンジは一般的なゴールドと同じく使えるよ)

付帯特典は弱いが、その分ポイントに特化した「ポイント特化型プラチナ」という感じ。

実質還元率と獲得ポイントの推移

本当にポイント特化型か確認していく。
いくらポイントが入っても、年会費33,000円を考慮しないといけないので「実質の還元率」を確認

年間利用額獲得ポイント合計年会費差引後の収支実質還元率
100万円20,000 pt-13,000 pt-1.3%
200万円40,000 pt+7,000 pt0.35%
300万円60,000 pt+27,000 pt0.90%
400万円80,000 pt+47,000 pt1.175%

400万円ぴったり使うのが最も理想的。逆に200万円未満だと、年会費で赤字になる可能性が高い。

ゴールドカードとどっちが得

Oliveゴールドと比較してみる。実はここが最大の壁になっている。

  • Oliveゴールド: 年会費無料(修行済み前提)通常0.5% + 100万利用で+1万P=100万円利用時 1.5%還元
  • Oliveプラチナ: 年会費33,000円。通常1.0% + 100万ごとに1万P = 100万円単位の利用時 2.0%還元(※400万円まで)

300万円利用した場合で計算するとOliveゴールドよりも得ができるライン。

  • Oliveプラチナ: 6万P - 年会費3.3万 = 実質 27,000ポイント
  • Oliveゴールド: 1.5万P(通常) + 1万P(継続ボーナス) = 25,000ポイント

得ができるというか、300万円利用しないと勝てないっていうところでもある。

「だったら年会費無料で高還元のリクルートカードでよくない?」「ゴールドカードを複数枚持って100万ずつ使えば?」って思うよな。

それを踏まえて、ここからが本題。年会費無料カードたちと戦っていこう。

年会費33,000円という重すぎるハンデ

年会費の33,000円が重すぎて、他のカードと比較したら得はしていないんじゃないか?という疑問をシミュレーションしていこう。

年会費無料なのに還元率が1.2%という「リクルートカード」と、修行済み「ゴールドカード」3枚を比較対象に入れて、300万円利用時の収支を確認。

【300万円利用時の実質利益(年会費引後)】

カード構成獲得ポイント合計年会費実質利益(手残り)
Oliveプラチナ60,000 pt33,000円27,000 pt
リクルートカード36,000 pt0円36,000 pt
ゴールド3枚
※各100万(ボーナス込)
45,000 pt0円45,000 pt

(※念のための補足。「修行済み」っていうのは、年間100万円使って、翌年以降の年会費を永年無料にするミッションをクリアした状態のことね)

大敗。
還元率として、全然高くないというのにびっくりする。
ただ、これはあくまでも300万円での利用。

ここから、最大火力の400万円利用の場合でゴールドカード軍団と戦えるか検討していく。

修行系ゴールドカード4枚(100万利用でボーナスP)とプラチナプリファード1枚で合計400万円使った場合どうなるかっていうのを詳細にシミュレーションしていく。

リクルートカードが強すぎるよね、年会費無料だしおすすめ。

リクルートカード公式サイトはこちら

ちなみにリクルートカードについては下記記事で書いてるよ

【年会費無料】最初の1枚におすすめ!初心者向けクレジットカード

現金ってどうよって話 現金しか使えないお店で思いつくのが、神社、ライブハウスのドリンク代、業務スーパー。飲食店だとラーメン屋か渋めの喫茶店とかケバブ屋くらい。 でも最近は鹿島神宮カードというクレジット ...

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400万円対決:プラチナ1枚 VS ゴールドカード軍団4枚

「ゴールドカード4枚(年会費無料達成済)」を揃えたゴールド軍団と、ソロプレイヤーのプラチナを比較する。

【ゴールドカード軍団メンバー表】
(100万円利用ごとにボーナス1万ポイント)

  1. Oliveゴールドカード(三井住友系)
  2. 三井住友ゴールドカードNL(三井住友系)
  3. JQ CARDセゾンGOLD(JRキューポ系)
  4. JQエポスゴールドカード(JRキューポ系)

※JQ系のカードで貯まる「JRキューポ」はVポイントに等価交換ができるため、得られるポイントはすべてVポイントに集約可能。条件を揃えて比較していく

【シンプル】ぴったり400万円利用の場合

  • ゴールドカードメンバー: 各15,000P×4=60,000P(1枚100万円ぴったり想定)
  • Oliveプラチナプリファード: 80,000P 年会費-33,000円=実質47,000P

年会費払っているにも関わらず、13,000円分の負け
ちなみに、300万円だと18,000円分の負けで、200万だと23,000円分、100万円だと28,000円分、ゴールドと比較して負けていることになる。
(リクルートカードだと48,000Pだから1000円分の負けではある。)

ここまではあくまでも基本の情報。プラチナプリファードもまだ全然本気出してない。

還元率アップ込みのリアルなシミュレーション

条件を足していく。ゴールドカード軍団の還元率が上がるところの代表例が下記。
※それぞれのゴールドカードの特徴については省くね。

  • Vポイントアップ対象店舗(Olive・三井住友): 月3万円(年36万円)利用
  • 選べる3ショップ(エポス): 月3万円(年36万円)利用
  • Amazon(JQセゾン): 月2万円(年24万円)利用
  • その他通常決済: 残りの金額

【400万円利用時のリアル獲得ポイント比較】

獲得ポイント内訳ゴールド軍団 (4枚)Oliveプラチナ (1枚)
Vポイント対象店舗36,000 pt (10%)39,600 pt (11%選べる特典2つ重ね)
選べる3ショップ3,600 pt (1%)通常決済に含む
Amazon3,600 pt (1.5%)通常決済に含む
その他通常決済15,200 pt (0.5%)36,400 pt (1%)
継続ボーナス40,000 pt40,000 pt
合計獲得ポイント98,400 pt116,000 pt
年会費0円-33,000円
実質利益 (手残り)98,400 pt83,000 pt

400万円利用時、プラチナは15,400円分の負け。厳しい。さらに差が広がってる。修行済みのゴールド軍団、強すぎる。

さぁ、ここからどうする?って話。まだ諦めない。
Oliveプラチナ特約店で勝負してみる。

特約店や資産運用で「反撃」できるか?

真骨頂。まずはプラチナプリファードの特約店は下記

ジャンル主な対象店舗プラチナ合計還元率15,400pt逆転に必要な金額
(大体ね)
宿泊予約Expedia、Hotels.com最大 10%約 16.2万円
タクシーGO(アプリ決済)最大 5%約 34.2万円
タクシーS.RIDE(アプリ決済)4%約 44.0万円
高速道路ETC利用3%約 61.6万円
ライフスタイル蔦屋書店、二子玉川 蔦屋家電3%約 61.6万円
ショッピング阪急・阪神百貨店、GILT 等3%約 61.6万円
スーパーライフ、ヤオコー、平和堂 等2%約 102.7万円
ドラッグストアマツモトキヨシ、ココカラファイン 等2%約 102.7万円
カーシェア三井のカーシェアーズ2%約 102.7万円

私の場合、利用できるのが三つくらいなので、具体的に計算する。

① ドラッグストア(マツキヨ等)

  • 年間決済額:12,000円(月1,000円ペース)
  • 還元率の差:+1.5%(プラチナ2% - ゴールド軍団0.5%)
  • 反撃力:+180 ポイント

② カーシェア(三井のカーシェアーズ)

  • 年間決済額:30,000円(年2回)
  • 還元率の差:+1.5%(プラチナ2% - ゴールド軍団0.5%)
  • 反撃力:+450 ポイント

③ ETC

  • 年間決済額:30,000円
  • 還元率の差:+2.5%(プラチナ3% - ゴールド軍団0.5%)
  • 反撃力:+750 ポイント

さて、これで15,400ポイントの赤字から、1,380ポイントを削り取りました。 残りビハインド:14,020 ポイント

全然いけてないヤバい。 私の場合はもう、決済での還元を諦めるしかないという結論が出た。厳しい。
……いや、まだある。

資産運用でのポイント獲得

といっても、具体的には2つしかない。

①外貨預金積立(月1万円の場合)

  • Oliveプラチナ(3.0%): 3,600ポイント
  • Oliveゴールド(1.5%): 1,800ポイント
  • プラチナの勝ち分:+1,800ポイント

②SBI証券クレカ積立(月1万円の場合)

※前年度実績(ゴールド100万、プラチナ300万)がある前提ね

  • Oliveゴールド(1.0%): 1,200ポイント
  • Oliveプラチナ(2.0%): 2,400ポイント
  • プラチナの勝ち分:+1,200ポイント

どちらも月10万円までできるので、満額入れて勝ち分を10倍すれば回収に近づける。

ただ、私のように楽天証券でNISAをやっている場合は、NISAを移管するか、先にNISA枠を埋めてから特定口座にしたほうがいい。

あと、外貨預金を10万円やるのはリスクが高すぎる気もする。もし、既にこの2つ(外貨預金・クレカ積立)をフル活用しているなら、Oliveゴールドよりプラチナの方が圧倒的におすすめだぞ。

外貨預金については下記

資産運用としては微妙?三井住友「外貨クレカ積立」の手数料とポイント損益分岐点をシビアに算出してみた

「外貨預金」と聞いても何それ?って感じだし、「資産運用をするならNISAやiDeCoでよくない?」とは思う。 元本保証はないし、為替手数料という名の上納金も高い。銀行から来るメールの案内も「情弱ホイホ ...

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最後の手段:Vトリップでの挽回

さっきはふれなかったけど、旅行予約サイトの「Vトリップ」でもなんとか行けなくはない。

公式サイトを見ると、プラチナプリファードなら最大10%還元という強烈な数字があるけど、あくまでも海外旅行がメイン

予約サービスOliveゴールドOliveプラチナ還元率の差
国内ホテル2.0%6.0%+4.0%
海外ホテル5.0%9.0%+4.0%
航空券0.5%1.5%+1.0%
レンタカー1.0%2.0%+1.0%

この表は「VpassIDとV会員番号を設定した場合」で追加で通常ポイント分もあるので、プラチナならプラス1%、Oliveゴールドなら+0.5%されるので最大+4.5%

この4.5%の差で、年会費負けして残っているビハインドの14,020ポイント(14,020円分)を相殺するには、年間で約35万円(350,500円)の宿泊予約が必要になる。

ゴールド4枚に勝つのは結構困難

ここまで検証して、実質利益ではゴールド4枚に負ける可能性が高い。

それでも、なぜ私がプラチナにしたのか。

それは、ポイントの価値を現金より高くすることができるから。

今回のシミュレーションをもう一度深掘りして考える。

  • ゴールド軍団: 98,400 pt
  • Oliveプラチナ: 116,000 pt

プラチナは、年会費33,000円を払うことで「ゴールド軍団より多い約1.7万ポイント」を買っているということ。

この1.7万ポイントをどう使うかが鍵。

ポイント価値の最大化(出口戦略)

この「ゴールド軍団より多く手に入る約1.7万ポイント」の価値をどう考えるか。 ここがプラチナプリファードを使いこなせるかどうかの分かれ目になる。

「1ポイント=1円」としてカードの支払いに充ててしまったら、1.5万円の赤字で終わる。でも、ポイントの出口次第で逆転できる。

ウェル活(Vポイントをウエルシアで利用)
ポイントの価値が1.5倍になるので、1.7万ポイントは「25,500円相当」の買い物に使える。この時点で、赤字の大部分を吹き飛ばせる計算。
※貯まったVポイントを「WAON POINT」に等価交換して使う作業は必須よ

ソラシドエアマイルに交換(ソラシドカード:年会費1,375円必要)
Vポイントをソラシドマイルに替えると、価値は約2倍に。1.7万ポイントが「34,000円相当」の価値になり、沖縄旅行などの特典航空券になる。
マイル旅行については下記

ANAマイルに交換(VポイントからのANAマイル等価交換はできない。0.5%~大体0.7%ほど)
交換レートや時期にもよるけど、1P=2円以上の価値(国際線ならそれ以上)で特典航空券に交換できれば、実質的な価値は「34,000円〜」を超えてくる。

出口戦略ゴールド軍団 (利益)プラチナ (実質利益)損得の差
通常(1P=1円)98,400 円83,000 円15,400円 負け
ウェル活(1.5倍)147,600 円141,000 円6,600円 負け
マイル等(2倍換算)196,800 円199,000 円2,200円 勝ち!

(※プラチナは「11.6万pt × 倍率 - 年会費3.3万円」で計算)

つまり、「33,000円を払って、3.4万円以上の価値を生む原資(ポイント)を手に入れている」と考えれば、トータルではプラスに転じる。

ただ、正確に計算すると、1ポイント=2円(マイル等)で使って、ようやくゴールド軍団4枚組を2,000円ほど上回るという計算。

これを「たった2,000円の差」と見るか、「ゴールド4枚を管理する手間を考えたら、1枚で大量にポイントが貯まるプラチナの方がいい」と見るか。

単なる「還元率」で見るのではなく、手に入るポイントの総量を増やして、上手く使うという投資的な考え方ができるなら、Oliveプラチナは全然ありっていうことになる。

非常に難しいカード。

結局おすすめできるか?

万人向けではないしポイントを有効活用してやっと力を発揮できる。

「年400万使う × ポイントを2倍以上で使える人」これに当てはまるなら、持つ価値はある

迷ったら、とりあえず下記初回キャンペーン(4ヶ月以内に40万円利用で4万ポイント)で発行して考えるのもあり。

もし合わないと思ったら、2年目の年会費がかかる前に解約すればいい。

ただ、更新しないとボーナスがもらえない「沼」にハマる気もしている。

とはいえ、今回ゴールドカード4枚軍団と比較したけど、ゴールド4枚を100万ずつ、Amazonはこれ、コンビニはこれ…と管理するのは、めんどくさい。

そのストレスから解放されて、メイン1枚を使うだけでポイントを仕入れられるのがプラチナの真の価値かもしれない

あくまでも、カードを使い分ける&利用金額を調整するっていう手間を苦に感じないならって話。最後にまとめると

Oliveプラチナが向いているのはこんな人

  • ポイ活の出口(マイル・ウェル活)が確定している人(1P=1円以上にできる人)
  • カードの管理を極限までシンプルにしたい人
  • 年間決済額が400万円をコンスタントに超える人
  • 外貨預金、SBI証券積立も厭わない人

さぁ考えていこう。

ゴールドカード含むクレジットカード作るなら1つ手間はかかるけどポイントサイトを経由して申し込みしよう。

ポイントインカム
モッピー
ハピタス

ソラシドエアについては下記記事参照

【ソラシドエア】Vポイントで九州旅行してみた

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