
「外貨預金」と聞いても何それ?って感じだし、「資産運用をするならNISAやiDeCoでよくない?」とは思う。
元本保証はないし、為替手数料という名の上納金も高い。銀行から来るメールの案内も「情弱ホイホイ」だと思ってスルーしてきた。「余裕がある人向け」って印象だったけど、2026年1月に三井住友銀行(SMBC)が、外貨預金の仕組みを魔改造してきた。
今回の魔改造ポイント
- クレジットカードで外貨積立が可能に
- 積立時の円→外貨の為替手数料が無料化
びっくり、魔改造の夜もびっくり。夜明けぜよかと思った。
本当にメリットはあるのか?為替リスクに見合うのか?
検討した報告。「資産運用としては微妙だが、ポイント戦略としてはアリ」 という判断に至った。
- どこまでポイントが積み上がるのか
- 何円の円高まで耐えられるのか
- 損益分岐点はどこか
シミュレーションしていく。
これはあくまで「ポイ活」視点の共有。外貨預金は、タイミングを間違えれば普通にマイナスになる。投資は余剰資金で、自己責な。
まだNISAを始めてない人は、こんな記事は閉じてインデックス投資(例:オルカンやS&P500)から検討する方が王道よ。
一応、投資の基礎については下記でも書いている。
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投資って怖くない!NISAの前に知っておきたいこと
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① 国内初「クレジットカードで外貨積立」解禁

これまで外貨を買うには、銀行口座の「円(現金)」を使うしかなかった。それがついに、クレジットカードで外貨を積み立てられるようになった。
「両替するだけで、Vポイントが貯まる」っていうイメージ
両替でポイントなんてつかないし逆に手数料はとられるのにな
革命じゃない?
どのカードで積む?
ここが最重要。なんでもいいわけではない。カードによって還元率がまったく違う。
| カードランク | 年会費 | 還元率 | 評価 |
|---|---|---|---|
| Oliveプラチナ プリファード |
33,000円 | 3.0% | 既に持っている人なら最高。 このためだけに作るのはおすすめできない。 |
| Olive ゴールド | 5,500円 ※100万修行済なら無料 |
1.5% | 最適解。 修行済み(年会費無料)なら最強。 |
| Olive 一般 | 永年無料 | 1.0% | せっかくなら、ゴールドにしたい |
| その他 | - | 0.5% | 微妙。どうせやるならOliveを作るべき。 |
ポイ活として成立させるなら、1.5%以上は欲しい。現実的なのはOliveゴールド。
プラチナプリファードの3%は魅力的だけど年会費が33,000円がネック。外貨積立のポイントだけで元を取るには年間110万円以上の積立が必要。
もちろん、外貨預金のクレカ積立で満額やるとか他の特典込みで価値を感じるならアリだけどね。
利用金額の集計対象外に注意
以下の「100万円修行」などのカウントには含まれない。
- Oliveゴールドの100万円修行
(ボーナス&年会費無料) - Oliveプラチナの100万円ごとのボーナス
あくまで「外貨積み立てのポイント」がもらえるだけ
【重要】即売りはできない(2ヶ月ルール)
「じゃあ、買ってすぐ売ればポイントだけ丸儲けじゃん?」と思う勘のいい子がいるかもしれないが、それはシステム的に封じられている。
公式レギュレーションだと「積立実行月および翌月に、円預金に出金(解約)している場合、ポイント付与対象外」となる。つまり、最低でも1ヶ月強は保有が必須。この間の為替変動リスクからは逃げられない。逃げちゃダメだ。
- 「2月に積んで、2月に売る」とポイントは没収される。
- 「2月に積んで、4月に売る」ならOK。
なぜなら、Vポイントは即時付与ではなく、積立実行月の2ヶ月後の月中。ポイントが入るまで、常に為替リスクを抱え続ける設計ってことね。
「無限回転」もできない仕様
さらに抜け道も塞がれている。
「毎月積み立てて、古い分から順に売っていけば、少ない資金で回転させられるのでは?」と思った、もっと勘が鋭い子、残念ながらそれも無理。
売却(出金)した月は、その月の積立ポイントがもらえない。
積立を続けている限り、常に「最新2ヶ月分」のポイントは人質に取られている状態。ポイントを完全回収するには、「積立をやめて、2ヶ月寝かせてから売る」しかない。
例:2・3・4月と積み立てる
- 🔽 5月に積立停止
- 🔽 5月・6月は売らずに我慢
(4月分の拘束期間) - ✅ 7月に全額売却
2・3・4月分すべてのポイントをもらった上で売却ができる。
戦略は2つ
こうなると、取りうる戦略は2つしかない。
- 「長期でひたすらドルを積み上げる(ガチホ)」
- 「ポイントを捨てて円安で利確する」
どちらにせよ、「買ったらすぐ売ってポイントゲット!」という甘い話ではない。「最低1ヶ月以上の為替リスク」と「資金拘束」。
ここが明確なデメリット(リスク)。ここ大事ね。
② 「円→外貨」の為替手数料が無料化(積立時)

変更点その2
これまでは、外貨を買う時(円→ドル)も、売る時(ドル→円)と、往復で手数料を取られていた。
- これまで: 行きも帰りも有料
- これから: 行きは無料。帰りのみ有料(片道50銭 ※ネット価格)
「コストが片道50銭のみになった」
どれくらい違うのか?
1ドル=150円のとき、これまでは往復で1円の手数料がかかっていた。
(※窓口だと往復2円)
買った瞬間に「1ドル=151円」で買わされるのと同じ。スタート地点で「-1.0円」のマイナスを背負っていた。これでは為替が大きく動かないと勝負にならなかった。
ただし、これは「手数料」の話ね。
為替が1円円高に振れれば、この差なんて一瞬で消える。外貨預金は相変わらず、為替次第で普通にマイナスになるからね。
ポイ活的にはどうなのか?
【1万円積み立てた場合の収支(1ドル150円想定)】
1ドル=150円の場合、手数料は50銭(0.5円)。
これを計算すると、手数料は「約0.33%」ということになる。
- コスト(手数料):約33円
- リターン:積立ポイント1.5%(Oliveゴールドの場合)
1万円積み立てた場合
払う手数料:約33円(1万円の0.33%)
貰うポイント:150pt(1万円の1.5%)
150円 − 33円 = 約117円(プラス)
為替が動かなければ、最初から100円以上プラスでスタートできる構造。これが今回の魔改造ポイント。往復1円時代には成立しなかったのよね。
公式サイトの「2円」という表記にビビるな!
規約(重要事項説明書)を見ると「1ドルあたり2円の手数料(差額)」と書かれていて驚くかもしれない。
しかし、それは「窓口」や「現金」で取引する場合の「定価」の話。
スマホ(SMBCダイレクト)で取引すれば、手数料は優遇レート。行き0銭・帰り50銭は、ネット限定の特別レートなので安心してほしい。
詳細は下記公式サイトの「手数料」の項目でも確認できるよ。
※絶対に窓口に行ってはいけない理由がこれ。窓口に行くと、本当に往復2円取られるぞ。
なぜやるのか? 「2つのメリット」

「為替リスクがあるのに、なんでわざわざ?」「手数料や税金もあるでしょ?」「NISAでよくない?」全部その通り。
それでもやる理由は、リスクをポイントで相殺できる(あわよくばプラスになる)から。資産運用として攻めるより、「キャンペーンのポイントを回収するためにやる」。 くらい割り切ってもいい。
メリット①:キャンペーンのバラ撒きがエグい ※エントリー4月17日まで!
今回の目玉は、2つのキャンペーンを組み合わせて6ヶ月で「6,000ポイント」 の防壁を作れること。
- 特典1:新規口座開設&預入で 3,000ポイント
外貨預金口座を開いて、200米ドル(約3万円)預けるだけで、3,000円分のポイントがもらえる。「利回り10%」 というバグレベルの還元率になる。
※エントリーは4月17日まで、判定は2026年の6月30日15時までにね - 特典2:外貨クレカ積立キャンペーン 3,000ポイント
1回あたり1万円以上 × 6回積立するだけで、3,000ポイントがもらえる。
※2026年1月18日(日)時点で外貨自動積立サービス(口座振替)のご契約がない方
【重要】このキャンペーンは「エントリー」が必須&Olive限定
両方達成して、合計6,000ポイントは熱い。
為替が多少荒れても、この初期ブーストがクッションになる。キャンペーンには条件と対象者があるので、公式サイトを確認してエントリーを済ませておこう。
米ドル以外の通貨でやる人は、為替変動を考えて少し多め(210ドル分とか)に入れておくと安心
ボーナス:50,000ポイントもありはする。
もし、余剰資金が潤沢にあるなら、ボーナスステージも用意されている。外貨残高10,000米ドル(約150万円)以上で一撃 50,000ポイント
150万円を外貨に移すだけで、5万円分のポイントが返ってくる。金額が大きい分、為替リスクもデカくなる。
これは 「ポイ活」の域を超えて「投資」 になる。為替リスクを許容できる人だけ。
※外貨残高判定日を2026年6月30日(火)15時とあるから、直前に外貨にしておいて、15時以降に円に戻せば為替リスクを抑えることはできる。
参加を推す前提条件
- Oliveゴールド以上のカード持ち
- 三井住友銀行での外貨預金がはじめて
- 余剰資金で「ポイ活」として割り切れる
Oliveゴールドカードなら、積立還元率1.5%。1万円×6ヶ月すると900ポイント。キャンペーンと合わせれば 約6,900ポイントのバリアが作れる。
ここに当てはまらないなら、無理にやる必要はない。
メリット②:Vポイントアッププログラム+1%
もう一つのメリット。外貨積み立てを1万円以上にすると対象店舗での還元が+1%
対象店舗の例
- セブン-イレブン / ローソン
- マクドナルド / モスバーガー
- サイゼリヤ / すき家 / ドトール など
※詳細は公式サイトで確認してね
ちなみに、外貨残高500万円以上でさらに+0.5%される。現実的ではないのでスルーでOK
【合計シミュレーション】半年でいくら入る?
じゃあ、この「+1%」と「積立ポイント」で、毎月どれくらいの防壁(ポイント)が作れるのか?
【前提条件】
- 積立額:月1万円(Oliveゴールド)
- 対象店舗利用:月3万円(コンビニ・飲食店など)
【毎月の獲得ポイント】
積立還元(1.5%): 150P
対象店舗UP分(+1%): 300P
何もしていなくても、毎月450円の防壁(バリア)が張られる。
これを6ヶ月続けるとどうなるか?
- 毎月の積立&利用:2,700pt(450pt×6ヶ月)。
- キャンペーン:6,000pt。
合計 約8,700ポイント
ただし、1ヶ月で5円以上の急激な円高が来れば普通に赤字だし、キャンペーンの達成(6ヶ月継続)はほぼ必須条件。
これは為替で儲けるというより、ポイントでリスクを削って、負けない戦いをするイメージ。
【シミュレーション】10円動くとどうなるか?(1ヶ月勝負)

ポイ活と言っても、為替は為替。やっぱりリスクを明らかにしないと進めない。そりゃ損はしたくないそん。
【前提条件】
- 毎月1万円積立(Oliveゴールド)
- 積立還元:150pt
- 売却手数料約33円
(※1ドル150円、片道50銭想定)
※手数料33円の内訳: (1万円 ÷ 150円) × 0.5円 = 33.3円 (1万円で約66ドル買えるので、その66ドルに対して50銭の手数料がかかる計算)
もし10円動いた場合
1ドル150円 → 10円変動。1万円で約66ドル買っているので、1円動くだけで約66円の損益。
10円動けば「660円」の世界。「手数料(-33円)」と「ポイント(+150pt)」を入れて計算する。
| ケース | 為替損益 | ポイント・手数料込み |
|---|---|---|
| そのまま(±0円) | 0円 | +117円 (ポイント勝ち) |
| 10円 円安(160円) | +666円 | +783円 (大勝利) |
| 10円 円高(140円) | -667円 | -550円 (ボロ負け) |
※117円=150pt − 33円
横ばいだとポイントバックがあるからマイナスになっていないだけ。ポイントバリアが効いているね。10円の円高になると、ポイント(150pt)なんかじゃ全くカバーしきれず、500円以上の赤字になる。はい、ギャンブル。
【境界線】いくらの円高まで耐えられる?
ここが一番大事なライン。 もう一度整理する。
- ポイントでの防壁は117円。
- 1円動くと約66円。
- 117円 ÷ 66円 ≒ 1.8円。
約1.8円の円高でバリア崩壊する。
(150ポイント - 手数料33円 = 117円の余裕しかないため)
2円動けば赤字突入。
なんでたったの1.8円?
理由はシンプルで「1万円分(約66ドル)」も買っているからね
- 1円 円高 → -66円 (まだ耐える)
- 2円 円高 → -132円 (ここでポイント分消滅 & -15円の赤字)
「1ヶ月で2円くらい動くでしょ?」 と思った?そうだよ、余裕で動く。
【実録】「天国」と「地獄」のシミュレーション
実際の過去チャートに当てはめて確認していく。
あくまで「毎月機械的に取引した場合」の参考値だ。
「円安でウハウハだった年」と「暴落で死んだ年」。
この2つを見れば、リスクの正体がわかる。
【前提条件】
- 購入日:毎月20日 / 売却日:翌月20日
- 積立額:1万円(Oliveゴールド)
- 手数料:50銭(ネット価格)込み
純粋な「為替損益 + 手数料」だけの数字。
【実録比較】2024年 vs 2025年
| 積立→売却 | 2024年(乱高下) 素の損益 (レート) |
2025年(安定) 素の損益 (レート) |
|---|---|---|
| 1月→2月 | +160円 (148.1→150.3) |
+100円 (140.5→142.0) |
| 2月→3月 | +60円 (150.3→151.6) |
+40円 (142.0→143.2) |
| 3月→4月 | +230円 (151.6→154.6) |
+10円 (143.2→144.1) |
| 4月→5月 | +90円 (154.6→156.2) |
-20円 (144.1→144.6) |
| 5月→6月 | +130円 (156.2→158.9) |
+200円 (144.6→147.6) |
| 6月→7月 | -180円 (158.9→157.4) |
-10円 (147.6→147.4) |
| 7月→8月 | -780円 (157.4→146.0) |
+140円 (147.4→149.5) |
| 8月→9月 | -200円 (146.0→143.8) |
+100円 (149.5→151.1) |
| 9月→10月 | +400円 (143.8→149.5) |
+350円 (151.1→156.4) |
| 10月→11月 | +290円 (149.5→154.5) |
-10円 (156.4→156.5) |
| 11月→12月 | -230円 (154.5→151.0) |
-30円 (156.5→157.0) |
① 2024年:地獄(乱高下の年)
7月→8月が象徴的。「157.4円 → 146.0円」の大暴落。
結果は「-780円」
1万円が1ヶ月でここまで削られる。
ここで「150ポイント」なんて持っていても、焼け石に水。
バリアを貫通して、600円以上の赤字が確定する。
これが「地獄」
② 2025年:天国(比較的安定)
小幅な上下を繰り返す展開。±100円〜200円程度が中心。
このレベルなら、ポイントがかなり効いてくる。
「-20円」の時 → ポイント(150pt)で相殺 → +130円の黒字
負けを勝ちに変えられる。これが「天国(ボーナスステージ)」。
「ポイントのバリア」を展開する

「マイナスばっかりじゃん!」と絶望したかもしれない。
そこで登場するのが、積立ポイントによる「バリア(防御壁)」
2025年のような平穏な年なら、このバリアのおかげで無傷でいられる。
では、そのバリア性能はカードによってどこまで変わるのか?
バリア性能格付けチェック
結論から言うと、カードランクは「装備のグレード」そのもの。
ドラクエやりたいな。
【前提条件】
- 1ドル=150円想定
(1円動くと約66円のダメージ) - 手数料33円を引いた「実質の耐久値」で計算
| カード還元率 | 耐えられる円高 (バリア強度) |
装備ランク |
|---|---|---|
| 0.5% (一般カード) |
約 0.3円 | ほぼ全裸 0.3円の円高で即死。 やる意味なし。 |
| 1.0% (Olive一般) |
約 1.0円 | 布の服 ギリ耐えるレベル。 心もとない。 |
| 1.5% (Oliveゴールド) |
約 1.8円 | 皮の鎧 最低限の装備。 2円以内の変動なら守れる。 |
| 3.0% (プラチナ) |
約 4.0円 | 鉄の鎧 ここまで来ると強い。 4円の暴落まで無効化。 |
結論:
戦場に出るなら、最低でも「Oliveゴールド(皮の鎧)」以上は必須。
一般カード(全裸)で外貨預金に突っ込むのは、ただの自殺行為。RTAしてるわけじゃないんだから。
【重要】積立額を増やしても「防御力」は変わらない
「積立金額を上げて、ポイントをたくさんもらえば安全になる」と思うかもだけど全然そんなことない。
金額を10倍(1万円→10万円)にするとどうなるか?
- ポイント:10倍もらえる
- ダメージ:10倍くらう
結局、「耐久力(何円の円高まで耐えられるか)」は一切変わらない。還元率が高いプラチナで見ていく。
例:プラチナプリファード(3%)の場合
●1万円積立のとき
ポイント:300pt / ダメージ:66円/円
耐久:300(-33手数料) ÷ 66 = 約4円
●10万円積立のとき
ポイント:3,000pt / ダメージ:660円/円
耐久:3,000(-330手数料) ÷ 660 = 約4円
結果:同じ。
金額を増やしても防御力は上がらない。
増えるのは「金額の振れ幅」だけ。
欲を出して積立額を増やすと、死ぬ時のダメージがデカくなるだけなので注意しよう。
【マニアック補足】円高の方がダメージはデカい
細かいけど為替レートによって「1円動いた時のダメージ」は微妙に変わる。
1万円で買えるドル数とダメージ変動
- 160円の時: 1円変動で約62円の損益
- 150円の時: 1円変動で約66円の損益
- 140円の時: 1円変動で約71円の損益
つまり、「円高になればなるほど、さらにダメージ(1円あたりの損失)が加速する」という性質がある。
「1.8円耐えられる」というのはあくまで目安。円高局面ではもう少しシビアになるよ
で、結局やるの? やらないの?

冷静に考えれば、無理にやる必要はない。
ただ、キャンペーンが魅力的な今だけ“割り切ってやる”のはアリ。
しかし、考えなしに飛びつくのは、携帯ショップでよくあるアレと一緒。
店員:「今なら端末代が月1円です! キャッシュバックも2万円つきます!」
私:「ラッキー!契約します!」
〜2年後〜
解約を忘れて、高額な通信費と端末の残債がのしかかる……。
その場では得した気分になるが、仕組みを理解していないと後で痛い目を見る。
外貨預金もこれと同じ。
「最初のポイント」に目がくらんで始め、管理が面倒になって放置すると、いつの間にか円高で資産が削られ、負け続けることにもなりかねない。
そもそも、S&P500やオルカンをやっているなら、すでに間接的に外貨(ドル建て資産)を持っている状態。
これ以上、現金でリスクを取る必要があるのか?
ここは一度、立ち止まって考えたい。
「Vポイントアップ」という最強のバフ
それでも私がやってみる理由は、「Vポイントアッププログラム」で防御力を底上げできるから
さっき説明した通り、Oliveゴールドの積立還元(1.5%)だけでは、たった1.8円の円高でバリアが割れる。しかし、これに「対象店舗での還元率+1%」を合体させると、話が変わってくる。
セブン-イレブンやサイゼリヤなどの対象店舗を「月3万円」利用する場合
- 積立の還元: 150ポイント
- お店での還元UP分: 300ポイント(3万円の1%)
- 合計: 450ポイントの黒字
「対象店舗利用額」で、どこまで耐えられる?
自分のライフスタイル(コンビニ利用額)で、防御力がどこまで上がるか計算してみた。
・売却コスト約33円
・計算式:(獲得ポイント − 33円)÷ 66円
| コンビニ等の 月間利用額 |
合計ポイント (積立150pt + 利用還元) |
耐えられる円高 (バリア強度) |
判定 |
|---|---|---|---|
| 0円 (使わない) | 150pt | 約 1.8円 | 危険 |
| 1万円 | 250pt | 約 3.3円 | 注意 |
| 2万円 | 350pt | 約 4.8円 | 安全 |
| 3万円 | 450pt | 約 6.3円 | 鉄壁 |
●月2〜3万円使う人
多少の円高(5〜6円)が来ても、ポイントだけでトータル黒字になる。
為替が急変しなければ、かなり安全に運用できる。
●全く使わない人
たった1.8円の円高で赤字転落。
防御服なしで戦場に行くようなものなので、オススメしない。
まとめ:ポイ活のためならあり?
リスクを理解した上で進もうね。
とりあえず、私は「Oliveプラチナプリファード」を契約したので、始めることにした。
(※プラチナだと防御力がゴールドの2倍になる。正直、やらない理由がない)
私の方針(戦略)
① とりあえず6ヶ月やる
キャンペーンの6,000ptを取り切るまでは走る。
② 金額は月1万円
Vポイントアップの条件を満たす最低ラインで止める。
③ 出口は柔軟に
円安なら即利確。円高なら保有して様子見。
感覚としては、為替差益を狙う投資というより、
自宅に「ポイント製造マシーン(全自動経験値トラップ)」を設置するのに近い。
残酷な現実

最後に、もう一度だけ整理しておこう。
●メリット
- ✅ レートが横ばいでも、ポイントでプラス。
- ✅ 多少の円高なら、ポイントで吸収。
- ✅ 円安になれば、為替差益のボーナス。
●デメリット
- ⚠️ 為替手数料はかかる。
- ⚠️ 買値と売値は違う(スプレッド)。
- ⚠️ 税金(雑所得)もある。
- ⚠️ 元本保証なし。
負ける確率は低く設計できる。でも、負けるときは普通に痛い。
これは投資か?ギャンブルか?
買値より円安になるまで保有し続けるなら「投資」寄り。
毎月機械的に売買するなら、それは「為替任せ」の運ゲー。
為替は本当に読めない。
「ポイントがあるから安心」ではない。仕組みを理解せずにやるなら、ただのギャンブル。
計算は複雑になるが、本質はシンプル。
無理だけはしないほうが良い。
将来が不安になるのはわかる。でも、今を削ってまでやるものではない。
今しかできないことに、お金と時間を使うほうが大事よ。
この外貨積立は、余力でやる実験くらいな気持ち。
私はやる。でも、あなたは冷静に決めてほしい。
